読書感想 - 幸福優位7つの法則
2024-08-31
「苦しいことに耐えれば成功を得ることができて、その先に幸福がある」ではなく「幸福な状態であることが、成功する確率を高めるのだ」と考えよう、という本。
この本を読むことで、自分のこれまでの考え方を変えることができました。人生観をちょこっとだけ変えてくれた本です。
もしあなたが「なぜかいつも満たされない」と思っているのであれば、一度読んでみることをお勧めします。
なぜかいつも満たされない人というのは「苦しいことに耐えた先に成功があり幸福がある」と考えがち。自分もそうでした。この考え方を持っている人が仮に成功したとして「なぜか常に満たされない」「常に何かに追われている感覚がある」といった具合に、常に「こんなはずじゃなかった感」を抱えながら生きていくことになります。
物資的に豊かになっているはずである現代人が不幸である理由は、現代人の考え方が間違っているからであるという問題提起はよくあります。この本もそういった類の問題提起をしています。
会社組織では目的駆動に合理性を追求する考え方が必要となります。これは仕方のないことです。自由市場においては、そうしなければ会社は生き残って行けないのですから。しかしながら、この目的駆動な合理的な考え方は、私たち人間にとっては多大なストレスとなります。プライベートではこれとは違う考え方をすることすることをお勧めします。すべての生物は生きている理由などないのですから、それを受け入れて生きるべきです。